蔡総統、オセアニア3か国歴訪を終えて帰国

蔡総統、オセアニア3か国歴訪を終えて帰国

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 蔡英文総統は4日、オセアニアにある中華民国(台湾)の国交樹立国であるマーシャル諸島、ツバル、ソロモン諸島の歴訪を終えて帰国し、台湾桃園国際空港(台湾北部・桃園市)で談話を発表した。蔡総統は外遊の成果を報告すると共に、国益の下では与党も野党もなく、与野党が手を取り合ってより良い台湾を作り上げていこうと呼びかけた。

 談話の内容は以下のとおり。

 親愛なる国民の皆様、私たちは外遊の任務を終えて戻ってきました。まず、すべての団員、スタッフ、報道関係者の皆様に感謝します。皆さま、お疲れ様でした。国家のために共に外交活動に取り組んだことは、皆さんにとっても一生忘れがたい思い出となるでしょう。

 今回訪問したのはマーシャル諸島、ツバル、ソロモン諸島の3つの国交樹立国です。これらはいずれも、気候変動の影響を深刻に受ける島国です。国の規模はそれほど大きくないにも関わらず、巨大な課題と向き合っています。

 私たちは出発前、2つの目標を設定しました。一つは、国際社会のために貢献する台湾の能力をアピールすること、もう一つはこれらの島国で働く華僑、台湾企業関係者、技術支援団などを激励することでした。今回の外遊を通して、私たちは台湾が持つ多元的な国力、特に農業、教育、医療分野で持つ実力を発揮し、これら国交樹立国との実質的な協力関係を強化することができました。

 同時に、私たちはこれらの国々に派遣された台湾の技術支援団や医療支援団の取り組みや生活について理解を深めました。第一線で働く彼らの努力に、私は感謝します。あなた方がいるから、これら国交樹立国の住民たちは永遠に台湾との友情を重視してくれるのです。

 7泊8日という慌ただしい日程の中で、私たちは予め設定していた2つの目標を達成することができました。すべてのスタッフの苦労に感謝します。この成果は、与党・民進党であれ野党・国民党であれ、長い外交活動の取り組みによって蓄積された基礎のたまものでもあります。

 政党を超えた協力、そして施政によって得られる成果の積み重ねは、国家を前進させる鍵を握るものです。民主国家の内部には必ず競争があります。しかし、国益の下に、与党も野党もありません。ただ、台湾のために行う、たゆまぬ努力があるのみです。

 昨日(3日)、行政院(内閣)の頼清徳院長(首相)が野党・国民党の主席である呉敦義前副総統と会見しました。また、野党・親民党の主席で、総統府資政(顧問職の一つ)を兼務する宋楚瑜氏が、まもなくAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議に台湾代表として出席することになっています。この2つのことは、国家の進歩と民主主義の価値観の下で、私たちは協力することも、対話をすることも可能だということを証明しています。

 与野党が手を携えて協力すれば、必ずやより良い台湾を作り上げることができます。一致団結して努力を続けること。これは台湾の人々が、すべての政党に対して期待することだと信じています。

 私の外遊の任務はこれで終わります。これから私たちにはまだやらなくてはならないことがたくさんあります。私たちは引き続き努力します。皆さま、ありがとうございました。

Taiwan Today:2017年11月6日

写真提供:中央社
 蔡英文総統(中央)は4日、オセアニアにある中華民国(台湾)の国交樹立国であるマーシャル諸島、ツバル、ソロモン諸島の歴訪を終えて帰国し、台湾桃園国際空港(台湾北部・桃園市)で談話を発表した。