アンスリウム新品種「紅鈴」、9年かけて育成

アンスリウム新品種「紅鈴」、9年かけて育成

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 行政院農業委員会(日本の農林水産省に相当)高雄区農業改良場(台湾南部・高雄市)は25日、切花用アンスリウムの新品種「高雄3号(紅鈴)」の育成に9年かけて成功したことを明らかにした。今年、品種登録を行い、業界による通常使用権を認めている。すでに高雄市内門区の花卉産銷第5班が量産権を取得。2年後に初出荷される見通しだ。

 台湾南部の高雄市や屏東県は、その気候条件から熱帯植物の研究及び主要な生産拠点となっている。アンスリウムは中でも高い輸出潜在力を持つ植物の一つ。このため近年、高雄区農業改良場はアンスリウムの品種改良に力を入れている。

 高雄区農業改良場は2011年に鉢植え用アンスリウムの新品種「高雄1号(幸福旋律)」を、2013年に同じく「高雄2号(紅宝石)」を開発し、育成者権を取得すると共に、花き業界に通常使用権を与え、量産を進めている。それに続いて今年は切花用アンスリウムの新品種「高雄3号(紅鈴)」を誕生させた。花びらがチューリップのようなカーブを描いているのがその特徴だ。

 「紅鈴」の育成を手掛けた高雄区農業改良場の黄雅玲助理研究員によると、「高雄3号(紅鈴)」はその花の形、色のいずれも市場のニーズに合致している。この新品種に興味を示す内門区花卉産銷第5班とこのほど権利許諾の契約を結んだ。2年後には量産が可能となり、消費者が市場で「紅鈴」を目にすることができるとしている。

Taiwan Today:2017年12月26日

写真提供:高雄区農業改良場提供、中央社
 行政院農業委員会高雄区農業改良場は、切花用アンスリウムの新品種「高雄3号(紅鈴)」(写真)の育成に9年かけて成功した。花びらがチューリップのようなカーブを描いているのが特徴。すでに高雄市内門区の花卉産銷第5班が量産権を取得。2年後に初出荷される見通し。